2024年春をめどに、「Vポイント」と「Tポイント」が統合されることがわかりました。
SMBCグループの共通ポイントである「Vポイント」は、銀行の各種サービスやお得なキャンペーンなどを利用して貯まります。
Vポイントにはたくさんの使い方がありますが、せっかく貯まったポイントは賢く使いたいですよね。
また、Tポイントと統合することで、どのような変化が予測されるのかも気になります。
この記事では、
- Vポイントのおすすめの使い方
- VポイントとTポイントが統合してどう変わるのか
以上についてまとめました。
Vポイントの使い方!

Vポイントにはポイントで買い物、景品交換やマイレージ移行、振込手数料の割引など様々な使い方があります。
三井住友カードがおすすめの交換先を7つ紹介していたので、詳しく見ていきましょう。
使い方1:「アプリ」を利用して買い物する
「Vポイント」というアプリを利用すると、貯まったVポイントが1ポイント1円として、そのまま店頭での買い物やネットショッピングの支払いに使えます。
iOS・Androidともに、iD加盟店やVisaのタッチ決済対応加盟店の店頭での支払い、さらにVisa加盟店での買い物やネットショッピングの支払いにも利用可能です。
使い方2:「キャッシュバック」でカード支払い金額に使う
1ポイント1円として、カードの支払金額に充てることができる「キャッシュバック」。
1ポイント以上1ポイント単位で交換できるので、ポイント失効を防ぐことができるお手軽な交換先です。
原則、交換を申し込んだ翌月または翌々月に充てられます。
ポイント交換後、キャッシュバックされた月に支払いがなかった場合、キャッシュバック繰越残高として翌月に繰り越されますが、3カ月間ある有効期限を過ぎると失効するため注意しましょう。
使い方3:三井住友銀行の「振込手数料」に使う
三井住友銀行の口座を持っている人は、Vポイントを振込手数料に充てることも可能です。
SMBCダイレクトでの振込み時に「ポイントによる割引」を選択すると、1ポイント1円換算で、3割引・5割引・全額割引のいずれかから選択できます。
使い方4:「ギフトカード」に交換する
使い勝手が良く、プレゼントとしても喜ばれる「ギフトカード」。
Amazonギフト券・Google Playギフトコード・Apple Gift Cardには、1ポイント0.8円分・500ポイント単位で交換可能です。
全国50万店以上ある三井住友カードVJAギフトカード取扱い店で利用できる「VJAギフトカード」へは、5,000円分・10,000円分・15000円分・20,000円分のカードが、金額プラス500ポイントで交換できます。
使い方5:「景品交換」で欲しいアイテムを手軽にゲットする
家電製品から美容アイテム、食品、アミューズメント、商品券まで多様な種類の景品から選べます。
「お金を払って買うほどではないけど、あったら嬉しいものがある」ときや、「既にほしいアイテムが決まっている」ときには手軽で便利なサービスです。
使い方6:出張が多い人や旅行好きには「マイレージ移行」
Vポイントは、ANAマイレージに1ポイント0.5マイル分・500ポイント単位で交換できます。
また、フライングブルーマイレージやブリティッシュ・エアウィズエグゼクティブクラブAviosなどへも移行可能です。
使い方7:「Vポイント投資」で投資信託の買付けに使用する
「Vポイント投資」では1ポイント1円として、SBI証券の一般口座・特定口座・NISA口座にて金額指定の買付けができます。
通常ポイントのほか、ANAマイレージ移行可能ポイントでも利用できますが、通常のSBI証券口座しかを持っていない人は対象とならないので注意。
投資に対してとっつきにくさや難しさを感じる人もいるかもしれませんが、自分が買い物などで貯めたポイントを使った投資は挑戦しやすいでしょう。
交換先として選択肢に入れておいてもいいかもしれません。
Tポイントと統合されることでどう変わる!?

2024年春をめどに、SMBCグループのポイントサービス「Vポイント」とCCCグループのポイントサービス「Tポイント」が統合し、新しいポイントサービスが創出されるそうです。
この2つのポイントの統合でどう変わるのか、ユーザー目線と企業目線で見ていきます。
ポイントが貯まりやすくなり、さらに使いやすくなる
今回の統合では、ポイントの貯まりやすさと使いやすさを大幅に向上させることを目的としています。
主なメリットが、以下の通りです。
- Tポイント提携店で新しいポイントが貯まって、使える
- 三井住友カードが発行するカードで新しいポイントが貯まって、使える
- SMBCグループのサービス利用で新しいポイントが貯まる
- Visa加盟店で新しいポイントが使える
つまり、今まで以上にポイントが貯まりやすくなり、ポイントが使える選択肢が増えるということになります。
しかし、複数のポイントを統合するとなると浮かび上がる疑問が「価値のすり合わせをどうするか」です。
Vポイント500ポイントでTポイント400ポイントに交換できるのが現状で、価値が同等になっていません。
もし同等の価値に引き上げてから統合されるのであれば、Tポイントユーザーにとってはお得といえるでしょう。
両ポイントユーザーが不利益にならないよう、慎重に協議していくそうです。
顧客基盤の拡大が見込まれる
各ポイントの会員数は、Vポイントが約5200万人、Tポイントが約7000万人となっており、統合が実現すれば会員数延べ1億2000万人に上る国内最大規模のポイント事業になることが見込まれます。
Vポイントは、貯めたポイントが世界中のVisa加盟店で利用できる汎用性が強み。
他社ポイントサービスと比べると知名度は低めですが、還元率が高いのが特徴です。
一方Tポイントは、提携店舗数15万店舗で利用されており、あらゆる決済手段でポイントが貯まる・使えることが強み。
共通ポイントの先駆けとして知名度は高いですが、ヤフーなどの加盟店離脱で他社と比べて勢いが減速ぎみなのが特徴です。
この2つが統合することにより、SMBCグループ側のメリットは「気軽にポイントを貯められるリアル店舗が増える」こと。
CCCグループ側のメリットは「後ろ盾が得られ、加盟店が圧倒的に増える」ことです。
両社の弱みを補い、強みを生かした新しいポイントサービスの創出を目指しています。
ですが、この統合は現時点では「携帯キャリアとの連携がない」ことが弱点。
「ポイント」と「決済」を組み合わせた、さらにポイントが貯まるスマートフォン決済などの新サービスを検討しています。
Vポイントの使い方!Tポイントと統合でどう変わる!?まとめ
Vポイントにはポイントで買い物、景品交換やマイレージ移行、振込手数料の割引など様々な使い方があります。
Tポイントと統合することにより、ユーザー側にとってはポイントが貯めやすく使いやすくなり、両ポイントユーザーが不利益にならないように慎重に協議するようです。
企業側にとっては顧客が拡大することが見込まれます。
大手ポイントサービスは携帯キャリアと連携していますが、Vポイント・Tポイントが統合されてもそれがないため、スマートフォンを使用したキャッシュレス決済などの新しいサービスを検討していくそうです。
- Vポイントの使い方!
- Tポイントと統合されることでどう変わる!?
- Vポイントの使い方!Tポイントと統合でどう変わる!?まとめ